医院開業されたドクターの声

Doctor's Voice
マッサン内科・透析クリニック 院長 中川 卓 先生

経験を重ねるほど強まった、

理想の医療への思い。

専門に特化した診療所の開業で実現。

マッサン内科・透析クリニック/院長 中川 卓 先生

科目
内科・人工透析
開業形態
戸建て
開業準備期間
2年

なぜ開業されようと思われたのですか。

 これまでは大学病院をはじめ、地域の基幹病院で透析医療に従事していました。透析医療の質は水の質に左右されるところもあり、水の質の悪さが原因で慢性炎症を引き起こしたり、場合によっては動脈硬化を進めたり、という恐れもあります。そのため私が勤務していた病院はもちろん、透析医療を行っている医療機関では、水の質についてガイドライン等で安全とされるレベルを担保されています。ただし、こだわればもっと高いレベルにすることも可能ですが、水の質を高めるためには多大な設備投資が必要になり、年間予算が決まっている病院では希望してもなかなか叶わないもの。基幹病院は多数の診療科を擁していますから、いち診療科だけに多大な予算を割くことは難しいのが現状です。透析医療従事者として自分の理想とする医療を追求するには、開業して自力で理想の施設を作るしか選択肢がありませんでした。

なぜこのタイミングで開業を?

 自分のやりたい透析医療を行うには開業するしかないという考えは、以前から漠然と持っていました。ただ、具体的に準備を始めたのは2年ほど前です。最終的に開業しようと決断した決め手は、理想的な開業場所が見つかったこと。条件として考えていたのは、金沢医科大学付属病院と石川県立中央病院という地域の基幹病院いずれからもアクセスがしやすい場所、というものでした。
 一般の内科診療では、患者さんを集めるためにはHPや看板、タウン誌への広告の出稿など積極的なPR活動を行うと思いますが、透析医療の場合、患者さんの大半は病院からの紹介で来院されます。この場所は基幹病院での治療を終えた患者さんが受診しやすいため、必ず紹介してもらえると確信しました。また、この地域は再開発が進む新興住宅街であり、さまざまな地域から移り住んでくる人が多く、将来性があると感じたことも開業の後押しになりました。

開業に向けての情報収集はどのように行いましたか?

 開業するために必要な知識やノウハウは、金沢市以外にある2つの透析専門診療所の院長に直接伺って教えていただきました。同じ石川県内ですが、少し離れており診療圏はバッティングしない診療所です。競合になりえないこともあり、さまざまな相談に乗ってもらい、開業を支えてくれる関連業者さんも紹介していただきました。お話を伺ったのは実際に透析医療を行っている診療所の院長だったこともあり、現場で起きやすいトラブルや押さえておいた方がいいことなど、実践的なアドバイスをもらえました。将来的に競合となる可能性があると難しいかもしれませんが、すみわけができる地域であれば先に開業さされている診療所へ積極的に働きかけてみるのは有効だと思います。

開業準備で最も苦労されたことは?

 やはり資金調達です。理想を追求するための開業ですから設備にもこだわりたく、悩みながらも最終的には独立行政法人福祉医療機構と銀行、あとは日医リースからのリース、割賦によって理想の診療所をつくることができました。特に日医リースには資金繰りの相談だけでなく、金融機関に提示するための透析診療所の事業計画書も作成してもらい、非常に感謝しています。

事業計画書の作成のほか、日医リースがお役に立てたことは?

 医療機器等のリースや事業資金の融資はもちろん、開業前からさまざまなアドバイスをもらいました。また、医療関連企業や医療に精通した金融機関、税理士などのご紹介もあり、信頼できる方々と出会うことができました。開業前に引き続き、日医リースには開業後の現在もパートナーとしてさまざまな相談に乗ってもらっています。今後も何か困り事が起きた時にはすぐに相談できる存在として、頼っていきたいと思います。

開業から半年経ち、現状はいかがですか?

 いまのところ順調で、透析患者さんの数は約35人です。当施設は最大70人程まで受け入れが可能ですが、開業後しばらくは“慣らし運転”的な時期。開業半年の段階では上出来だと言えると思います。現在は次のステップとして在宅血液透析、腹膜透析(ハイブリッド)を進めているところです。(2018年5月現在)

これから開業を考えている方へのアドバイス

 他の診療科については診療所の理想など詳細がわかりませんが、私の場合はこれまでの透析医療の経験をふまえて「こんな診療所をつくりたい」という明確なイメージを持っていました。また、開業するにあたり複数の診療科を掲げるケースもありますが、それにはメリットだけでなくリスクもあるため、私は「自分の専門以外の診療はしない」ということも決めていました。事業戦略までいかずとも、目指す診療所のスタイルについては事前に固めておいた方がいいと思います。その思いを日医リースのような専門家と共有し、実現に向けてパートナーシップをつくっていくことが重要ではないでしょうか。
Information
マッサン内科・透析クリニック
住所:〒920-8216 石川県金沢市直江町28街区1
WEB:http://massan-clinic.jp/
医療と福祉のトータル
サービスカンパニー
日医リースは三菱UFJリースグループの医療と福祉分野の専門リース会社です。

Share

ツイート
ツイート
開業無料相談